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吉野から帰ってきました。
こんばんは。
昨日戻ってきてたんですが、普通に飛行機は遅れました。一緒に行ってくれていた友人やじさんに、
「ね、ナチュラルに飛行機って遅れるよね」
と同意を求めて、
「…おかしい…」
と首を傾げられておりました。そんなもんだってーv←ヤケ

それはそうと、吉野では面白い体験もさせてもらい、もの凄く良いお参りをしました。
なるほど体力勝負の修験道。とほとほと感心させられもしましたけども(笑)
見るとうより、体感しに行ったといった方が正しい今回の吉野参りでございました。あそこは本当に歴史の舞台なんですねぇ。見ると聞くとでは大違いなんだなぁ。
サイトとはまったく関係ない話で申し訳ない。けれども、このブログはまさに私の日常を綴ってますので、今更なんですが(笑)ちょっと今回の旅行模様は少し書いておこうと思います。
途中なんだか少し電波っぽい所が出てきますが…仕方ないじゃないの事実なんだから。まあ、この人痛いかもしれないけど、そんなもんなのかもね。で流してくださいませ(笑)

いやなんちゅーか。
今回は吉野オンリーで一泊二日という強行軍。
まさに行ければいい、夜の特別拝観を見られればそれでいい! という目的の下、友人やじさんと二人で走ったわけですが。
結果的に言えば、吉野大散策となりました。
…行ける場所は粗方行きました。
早朝宮崎を出発し、やじさんが不安なのよ初ネットで取った飛行機は! という訴えに基づき、朝6時半には出立したんですが。
吉野についたのは、昼過ぎの1時過ぎでした。
そこに辿り着くまでも、なんかもう適当三昧だったけども、飛行場のインフォメーションセンターなどを活用させてもらって、結局はとてもスムーズに辿り着けてその時間でした。
まず辿り着いて一番に、日本で一番古いケーブルカーに乗ったんですが、まずそこで紅葉の洗礼を受けました。
…宮崎紅葉ホント少ないんです。何せ常緑樹が普通。唯一紅葉まともにするのは銀杏くらい。他もそれなりに紅葉するものはあるんですが、もの凄いまばら。山手に行けば綺麗な紅葉もあるんでしょうが、緑の森の中に、ぽつりぽつりとある程度だし、見にいくには盛大な時間をかけていかなくては…という始末。
そして暑いところだけに、綺麗な赤になりきれないというおまけ付き(笑)
なので、本当に赤く赤く紅葉する紅葉を見たのは、実に久しぶりでした。しかも、一面。まず見ない!
うわぁ、と感動しつつ、28人乗りの古い古いケーブルカーに、本当に28人詰め込まれて、おばさん達の
「怖いわ!落ちる落ちる落ちる落ちる落ちるーっ!!」
という不吉な言葉を聞きまくりながらの数分間のケーブルに揺られて吉野の中腹まで行き。
既にそこから先は坂。
…当然ですね、山ですもんね。…でもなんかこう…坂。
しかも割合急。
そうかぁ、そうなのかぁ…と感心しながら、結構近いはずの宿まで行き、とりあえず荷物を預かってもらって外へ。
しかしそれまで天気が良かったのに、吉野についたら小雨模様。
うーん? と唸りつつ、とりあえずお腹空いたと訴えるヤジさんの餌切れをどうにかするために、適当なお店に入って昼食したんですが、ぱらぱらと降る雨は止まず。
結局、宿へととってかえして傘を貸してもらって、2時過ぎくらいには吉野の山を巡っている乗り合いの小さなバスを宿の人に止めてもらって(笑)乗り合わせ、一番上の奥千本という吉野の景勝地の一つに立っておりました。
ただ、その頃になると、曇ってはいたんだけども、雨は降りはせず。
傘を片手に、そこからお参り三昧が始まったんです。

…まあ正直に言うと。
甘かったね!(笑)

山だ山だとちゃんと認識していってたはずなんですが(笑)
急峻な山だっつー認識はしていってなかったというね! 修験道の山なんだから当然じゃん! というのをスパッと頭から抜かしていたんですねぇ…orz
手っ取り早く上の方の神社から参って下りていこう! と上ったのはいいんですが、バスはもう1時間に一本程度だし見て回りつつ下るルートにはバスは通らない。
まあ、下りるだけだしねぇ。と軽く思いつつ、まず終点にあるという金峯神社へと………行く道が……あるんだけども……250メートルって書いてあるんだけども……………え? ここ…登るんですか? という程に高い坂道が延々と………。
傾斜何度くらいあるのかな?30度近くはあるんじゃ…。
しばし呆然。
しかし、神社や仏閣というものは、何故か高い所にあるのは普通でして。山の上とかにあるのも普通でして!
そりゃ行かねばね! ここまで来たんだしね!
と根性入れて、まず登ってみました!

軽く死にました!

久しぶりにこんなに息を切らして、咳き込みつつ、本気で汗だく途中何度も足を止めて休憩しつつ(笑)←体力なくなってる
ようやく登り切った時には、もう感無量。ホント、修験道の山(笑)生半可じゃない。ほんのちょっとなのに(笑)
金を祭っているというその金峯神社、実は世界遺産に入ってまして。
だからといってなんか凄いものがあるか、というとそうではありません。山、そして昔からの信仰。その価値と歴史に世界遺産という名誉がついてきているという場所です。
良い空気の場所ですが、そこはただの入口の一つでもあります。そう、その奥の修行場への道程。
…まあ、そこからさらにまた250メートルくらいいったら、西行が隠棲したっつー庵のある場所もあったんですが、既に体力尽きてていきません(笑)暗かったし!
ただそこには、義経さんが一夜篭もったってお堂が下にあったので、そこだけは見てきましたけどね。
考えてみれば、吉野は義経一向が逃げ延びてきた場所の舞台でもありましたよねぇ。とそこではたと思い出したりなんてしてました。
思い出すのが遅すぎる。
とにかくそこから下り始めたんですが。
まあお約束のように、金峯神社に登って下りる段階から、私は膝をやられました。
元々膝が弱いのは分かっていたんで、下りは気をつけないとな…とは思ってたんですが! 既に遅し。
痛いのなんのってー!と言いつつ、それでも下りまくり。変な歩き方なんかになりつつ、びっこひいたりしつつも、せっかく来たのだからと寄れる場所は寄りまくって(笑)歩きまくりました。
途中ヤジさんに
「…ほしさんと来ると、こう…人がまったく歩いていない所とかよく歩いてる気がするけど…気のせい?」
「あー、気のせい気のせい。ほら人いるじゃん、気のせい気のせい」
などと言いつつ、とにかく急も急な山道や舗装道を下りまくりました。
…その時にとった一枚。




そうか、よく吉野の写真で撮られてるのはここかー!と思ってその時は見てたんですが、下ってる途中でそこです。
…私らが戻る場所は、写メに見える町の中の中腹。
高いじゃんここ。という事実を認識するのは頭が拒否しておりました(笑)
さてさて、そんでもって、下りながらここでこの句を詠んだら雨が止んで晴れたよ! という句碑を見つけて読んでみたり、そんなことをしつつとにかく紅葉に目を奪われまくって降り続けました。
歴史道というだけあって、とにかくここで何があった、ここには首塚がある、ここで誰々が腹掻っさばいた場所とか、色々あったんですが。
まあ、ほんとどこもここも紅葉が綺麗。
足が痛い、と綺麗。を繰り返し口にしつつ、とにかく下りまくって歩いていると、途中見つけた茶屋のお婆さんに声かけられて休憩したりなど、ちょっとした恩恵受けつつ(笑)
ひたすら歩く。

そうして、庭のあるお寺なんぞに寄って見たり、地蔵さんを見たり。
色々していたら、ふと、そのお寺が目についたんですよね。
たまたまです。チェック一つしてもいなかったお寺さんで、ふと、せっかくだから拝むくらいしていこうか。なんか拝観もしてるみたいだけど…まあ、そこはいいかな。
などと話して、中に入って拝ませてもらってたら、ふと、あれ? となんか視線を感じて。
そちらを見たらおじいさんが立っておりました。
お坊さんですが、頭に六角をしてらしたので、修験坊だと理解。けど…この人どこかで会った。
あれ、それも最近。どこでだっけ? ちゃんと話したよなぁ、と思っていたら、その人がこっちに来まして。
はっとしました。
あ、この人やっぱり会った! 覚えてる…けど、あれ? と慌てて辺りを見回して思わず鳥肌立ちそうでした。ここ見た。この場所知ってる!
けど、それって確か夢だったはず。
起きてこんな所しらないなぁ、なんか妙な夢みたなぁ、と朝珍しくはっきり覚えてる夢見て、首傾げた記憶がある。内心大慌てだった私に、しかし、そのお爺さんの修験坊さんはこちらに来てにっこりと笑いかけてくれまして。
そのまま暫くお話しましたともさ!けど夢であいましたよね、とはさすがに聞けぬ! どうやっても聞けぬ(笑)
そのお爺さんは、私達に中を見て行きなさい。と進めてくれて、拝観今はできるからと是非見て行くようにと自ら受け付けまで連れてってくれまして。拝観料払っている間に、お寺のお坊さんに声をかけて、私らを案内するように言い含めてくれました。
……ありがとうございます。
なんかもう、本当にありがとうございますー!
結局そのお坊さんに中を案内してもらって、まさかこんな所に重文とか国宝とかごろっごろしてるとはね! という仏像等をしっかり説明つきで見せてもらいました。
そして、何故かそのお坊さんも私らを見て。
「きっといつか何かの役に立つかもですから。覚えておくといいですよ」
とそこでお寺なんかでできる個人での正式なお祓いの作法等を教えてくださりまして。香水(仏教での代物匂いのあるものとは違います(笑))までかけてもらい、本堂へと入らせてもらいました。
……なんかもう、それだけでいいって感じ!(笑)
そして。
実はそのお寺が、夢のお告げによって天皇になった大海人皇子の建てた寺だとその後の説明で知る。
………夢なんだ…夢なんだね。ここは。
…お…お寺って……凄い。
帰る時にも、最初に会ったお爺さんがいてくれて。きちんと声をかけてご挨拶してお別れしました。
…やっぱり夢で実は貴方にお会いしたんですよ、とは言えませんでしたけどね。
言っておくべきだったかな? けど、言えないよなぁ、さすがに、どこの電波かと思われそうだし(笑)
凄い経験させてもらったなぁ。としみじみ。
結局そこで時間とり、既に5時の鐘の音と鴉が帰るから帰りなさいという童謡を耳に、とぼとぼと下りまくって(笑)宿へと戻ったら5時半近く。
結局三時間近くは歩きまくって戻ってきたと。

そして夜は特別拝観。
もうなんだろう。
見事でした。何もかもが規模が違う。修験道の方々の読経や説法つきで、本尊の拝観だったんですが。
金峯山寺は東大寺に次ぐ巨大なお寺さんで、そこにいらっしゃる本尊さんも大きいんですよ。
しかも三体。
夜の蝋燭の明かりでは到底届かない巨大な蔵王権現さんを途中からライトアップして見せてもらえたんですが、憤怒の形相をしたいかめしい青い仏像の迫力は凄かったです。
あれは是非見てもらいたい。体感してもらいたい。
それほど見事でした。閉じられたお堂の中、幾人もの修験坊さん達の読経、ホラ貝の音色に太鼓の音。
印を切る所作、修行とは厳しさの中にあり。厳しさに抱かれてあるのだという、その体感。
凄い良い時間をいただいたなぁ、とほとほと感心してきました。
朝撮った写メ。



翌朝も勤行があって、それにも行きましたので、やっと撮れたという(笑)おかげで恐ろしく早起きして行きました。しっかし、すっげ寒い!宮崎の2月並(笑)!完全防寒用のコート持って行ってて大正解でしたよね!(笑)

けど、翌朝からは雲一つない快晴で。それは見事な青色の空に紅葉の赤と山の緑とが、どこももう綺麗過ぎて。
朝焼けが晴れた後、目の前の山にたなびく霧のような薄雲に紅葉はあまりにも綺麗過ぎました。



良いものを見させてもらいました。ホント。
結局昨日は帰りの時間あるし、膝はもう限界だし。とヤジさんと話ししあって、あと二つどうしても行き損ねた所があるから! とタクシーを旅館で呼んでもらって回ってもらうことにして。
そうして、行きたかった世界遺産登録されている、吉水神社などを回らせてもらって、タクシーの運転手さんの行為で、あとあんた達が行くといい、という場所をいくつか回ってもらって、ギリギリまで吉野を満喫しまくって帰路につくことができました。

帰りながら色々調べたら、見るべき所はもうほんと網羅したって感じでした。
しかし、本当に凄い所でした…吉野山。
そして実はいたる所に天狗さんの像があり、ああ、熊野、鞍馬、先日は鎌倉。どうやら天狗さん続きだったのねと、実に納得して帰った次第です。

駆け足も良いところで書いたけども、まだ他にもうわっと思うことなんかはあったんですけどね(笑)
凄い体験させてもらいました。
とにかく修験者の聖地は、やっぱり凄い所だったんだ! と実感しまくって!
己の体力不足も実感させてもらってきました(笑)

ちなみに、ここまで色々してもらったからか。
運試しだ! と最後におみくじを引かせてもらったら。
大吉に転じてました!
久しぶりに大吉の文字見たーっ!
喜んで内容読んでみたら、最後の最後に
「大吉だよ、よかったね。けど、慢心したり油断したらすぐ落ちるから気をつけなさい」
と注意がされてました。
はい…気をつけます。

そんなこんなな吉野一泊紀行。
一緒にいってくれたヤジさんが
「ほしさんと行くと、普段経験しないことを経験してるなぁってよく実感する」
と呟いてくれて終わりました。
…これが普通です。私は。

そう呟き返して(笑)
長々とお付き合いありがとうございましたーv
本日はこれまででーすv


ブログ拍手ありがとうございました。
まさか拍手いただけてるとは思ってもいなかったので、凄く嬉しかったです。
こういった経緯でした。良い経験させてもらいました。
その一押しに心も温まりました。本当にありがとうございましたー!


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ほしづき さき
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自己紹介:
活字がなくては生きていけず。
日本文化にひたりまくり。
年期の入った刀好き。
どおりで、落ちた先は緑髪の剣士よ…(笑)
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素材元:十五夜  加工/構成:ashi