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歯の詰め物が落ちました。
まさかの何もしないで落ちた状態。
うーむ…うーーーむ…!
仕方ないので、相変わらずの口の悪いが腕はいい歯医者に予約入れて、行ってきました。
受付で看護士さんに
「今日はどうされました?」
と聞かれたので、
「詰め物落ちました。いつもの場所です」
と答えたらカルテ片手に笑って、了解とジェスチャー。
中に入って待っていたら、口の悪い医者がそれはそれは嬉しそうに走ってきて、
「な、な、言ったろ、みろ、三ヶ月。ちょーーーーど三ヶ月!読み通り!」
凄くはしゃいでくれました。……くそう(笑)
前回歯の詰め物が落ちた時、この詰め歯は限界だから、もっと早く落ちるようになってくる。次は三ヶ月くらいしか持たないと思うよ。と言っていたんですよね。
でもただでさえ歯が弱い上に、治療歯の多い私は、できる限り歯は削って作り直しとかしたくない。(←今度するなら一旦歯を少し削らないといけないとその時にコンコンと説明された)
で、前回はそのままその歯を付け直してもらってたんですが、さすがに予言通りとなると(笑)
今回は有無を言わさず、
「前に言ってた通り、今回は作り直す!!」
と早速麻酔かけられて、歯を削られました。
この歯科医、異様に麻酔が上手いんでございます。いつ麻酔の針が歯茎に刺さったか分からない。嘘だと思うでしょうが、歯医者渡り歩いてホント最初びっくりしたくらい。
作り直しの歯が来るのが来週なので、それまではもうちょっと不自由していきます。
硬い物禁止またコンコンと言われてしまった…orz

こんばんは。

吉野の続きをさっさと書こうと思っているのに、なかなか時間が取れない。

そんな中昨日の続きでございます。
脳天さん。

ゆっくり下った階段は、一直線ではなく、山肌をゆっくりと曲線に伝うように作られた代物で、途中途中に塚のようなものや、水場なんぞが作られたりしておりました。
天気が下り坂だったので、どこか薄暗い中、すれ違う人達と言葉を交わしながら下りて下りて、辿り付いた所は小さな名小川が流れる山間といった感じの場所でした。
小川といっても、数メートル程度しかない川が山と山のぶつかる所を流れているといった感じの谷間の川みたいな感じで、その階段側が15メートル前後の平地。対岸が三メートル程度の舗装された小道、といった感じの本当にこじんまりとした場所でした。
が、そのこぢんまりとした場所の階段側の場所に、結構なお寺作りの建物が三棟ほど並び、あちこちに仏様が置かれまくっている。
……ここの主祭神は何!? 
と思ったりしたんですが、なんかホント不動明王さんを主になんか色々置いてあるし、脳天さんっていったい何もの? と思っていたんですよ。とりあえずお接待場に行こうと思うけども、それがどこか良く分からないまま、休憩所らしき建物に入ってみると凄い人が皆わいわい何かやってる。
なんだろうと思ったら、護摩用の護摩木に願い事を書いてるときた。今日の護摩焚きで全部炊きあげてくれるらしいので、早速私らも書いてみる(笑)
まだ時間も早かったので、軽くお堂等にお参りしてからお接待所はどこー…と探したら、少し歩いて下った先に駐車場があり、そこにテントが張られて作られてました。お接待所。
行ったら1人一つとゆで卵をもらい、福引きの引換券をもらいました。
けどそこでゆで卵食べるのもどうかと。そんなわけでゆで卵手にしたまま、福引きと書かれた所に行くと、回転式のガラガラを皆が回している。そしてタオルとエコバックと確かにお酒の一升瓶が置いてある…ガチに一升瓶。
「…もし、もしもよ? あの一升瓶当てたら、私らあれを持って階段上がるとか…そんな目に合うのかな?」
「そんなことは…あるだろう。当てなきゃいいわけで、タオルくれ、タオル。本当にタオル欲しい!」
言い合って全員で祈るようにタオルを欲しがる。
だって天気もどうにも心許なくなってきてたんですよ。朝晴れてたのに。
福引きは3人とも願い通りにタオル引き当てました。ありがとう! 本当にありがとう!
そしてそのタオルがその日1日大活躍したのは言うまでもありません。
そうこうしながらも護摩焚きの場所を探してまた戻っていくと、今度は山の方に向かった先にテント発見。ちなみにお接待所からそのテントまで多分三百メートルくらい離れてた。坂道を(笑)

テントの方に行くと、確かにその前に大きなお堂があり、三体ほどの明王様達がどでかくどどんとおりまして。
そのお堂の前の方に護摩の用意がされておりました。
テントはどうも関係者と先に来ていた方々で既に満席。
テントは川の上に作られている橋の上に建てられていたので、他の人達は小さな川を挟んだ道からその護摩を見る形になってました。
まだそこそこの人しかいなし、今なら立ち見とはいえ川の手すりにもたれ掛かりながら見られるなー。と時間までまだ結構あるけど、ここでいいか…と並んで立って待っていたら。
降ってきました。
ここにきて、雨?!
天気予報は夕方からっていったのにーっ!!
躊躇なくもらったタオルを頭から被る1人、もう1人は折りたたみ傘を持ってきていたので差す。私は傘は鞄の中に入れていたので、タオルを以下略(笑)
そうこうしていたら、少し雨脚が強くなり、一本の傘に3人で入っていたんですがテントの方の人達が一斉に少し前に詰めて、周りにいた人達をこっちおいで、と誘ってくれまして。
有り難く私らも一緒にテントに入れてもらって、立ち見とはいえ真正面が見える形にさせてもらいました。なんかもう有り難いぞ!!
雨足は強くなっていくし、傘持ってる友人だけは傘の無い人優先でしょう。とテントの外にいたんですが。ふと振り返って友人を探してみたら、いつの間にか前に来ていたらしいお婆さんに傘を差し掛けてあげてました。相変わらず優しいなぁ、と思ったんですが、よくよく見たら本人はその周りの人達から傘を差し掛けられている。一見とてもとても心温まるけど、あれは傘の集合で傘先からの雫で濡れるんじゃ…といった状態になってたのに驚きました。
結局その状態にじれた周りから、貴方はこっちにいらっしゃい、と最後は私の隣に来させられてましたが(笑)
そうこうしていたら、大雨。
そんな中、遠くからホラ貝の音色が聞こえてきて、護摩焚きの儀式が始まりました。

正式なというか、ちゃんとした護摩焚きの儀式って初めてみました。
沢山の修験道の人達の中でも、きちんと儀式参加というか、儀式するのは数名でしたが、大弓を使って矢を六方に向かって真言唱えながら矢を放って結界作ったり(矢の色がちゃんと方位色になってる)。太刀で魔を切り払う儀式したり、あれこれあれこれ非常に興味深かったです!
立ち尽くめで足痛かったりなんかしたの忘れてた(笑)
火の入れ方やら護摩の宗法やら、凄く面白かったです。
その時はあんまり興味深くて、ほへー!と見ていたんですが、後から考えるだにキャラ変換しても萌えるよね。←罰当たり
いや、それはそれとして。
全部終わって、祭主さんからのお話もあったんですが、この祭られている脳天さんは、実は弁天さんだから竜神さんも司ってて、蛇神さまでした。あー!成る程、と凄く私ら納得。
だから雨なんだね。
雨は吉兆です。と言われてましたが、さもありなん。
そしてお接待がゆで卵なのにも納得。
全部終わってお話も聞いて、最後は護摩の火に当たりにいって、煙とか火にあたって清めてもらったのでした。…うん、儀式中に修験者さんが段ボール沢山抱えて火に当ててたの何かと思ったら、段ボールにお札って書かれてた(笑)
確かに1番手っ取り早くお清めできるよね!儀式の火だもんなぁ!

結局土砂降りになった中、タオル頭に巻きつつ、私らは念願の護摩焚き祭りを見て戻る算段をするのでありました。
…ちなみにかなり護摩関係の話ははしょってます。
その時も思ったんですが、こういうのは口にしたりはできないもんですねぇ。
写真撮ったりとかも私はまったくできなかったです。
おかげで脳天さんの写真がホントにない。

帰りは道もあって駐車場もあるんだから、タクシーで帰ろうよ!と私らは言い合いましたが、なにせ道が車一台しか通れないくらいの道幅。
そして駐車場には沢山の車。
全部帰りの車。
一応タクシー会社に連絡してみましたよ!(笑)ええ、悪あがきはしてみました(笑)雨も酷くなってたし!!
当然のことながら、タクシー会社さんの答えは
「無理ですー!」
というお言葉でした。
ですよね(笑)!

そんなわけで、私らは下りてきた階段を、今度は青ざめながら見上げてしばし立ち尽くしたのでした。

そんなところで、本日はこれまででーす!

ブログ拍手ありがとうございます。
恐ろしくはしょりまくった旅行記ですが、あと二回くらいで終わりたいです(笑)
焦る私をなだめてくれる優しい一押し、ありがとうございましたーvv

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ほしづき さき
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女性
自己紹介:
活字がなくては生きていけず。
日本文化にひたりまくり。
年期の入った刀好き。
どおりで、落ちた先は緑髪の剣士よ…(笑)
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素材元:十五夜  加工/構成:ashi