私物

最近家の片づけを行っている、と言っていたバートのカッチン。
幼なじみで、生まれた時から知っているわけだが、彼女の家は物が多い。そしてあまり家人は片づけない。彼女だけが、時折凄まじい勢いで片づけ始めたりする。
そんな彼女の何かが下りてきたのか、本当に…箪笥を破壊して粗大ゴミに出すくらいにまで本格的な片づけをここ三週間ばかりやっているらしい。
毎日ゴミの日に盛大にゴミを出すので、とうとうゴミ収集車の人にゴミが多いんですが…と困惑の声をかけられたらしい。
そしてそのゴミを見たからなのか、周囲の家がやはり大掃除に入ったらしく、毎回凄まじい量のゴミが出ているらしく
「ちょっと責任感じるけど、気にしてられない！」
とカッチンはやはり掃除に余念がない。

で、何が言いたいかというと。
その彼女が先日、非常に空ろな目で
「ねぇ、さっちゃん。私片づけてて気付いたんだけど、私の私物って『運転免許証』と『ヅラ』しかなかった…」
と呟いてきたわけです。
「……ヅラ？」
聞き返しても罪はないと思う。
「そう、ヅラ」
お前は一体何を言っているのかとその時は、あれこれいやまだあるはずだ！という話になったのだが、そのヅラ、どうも結構な種類があるらしい。
いったいなんでまたそんなにヅラがあるのか？　という疑問はさておき。ついでに彼女の経歴から見たら、まあ、確かに持ってても不思議ではなかったりもするわけです。←職業的に…多分
で、そのヅラを昨日不意に彼女は持って来た。
「唯一の私物のヅラ…いりません？」
おおおおおおおおおいっ！！

こんばんは。
そんなわけで、ヅラを手にした私らは、もう面白がって早朝ヅラを被りまくってみたわけでございます。
ちなみに黒髪ロングのヅラでして、前髪まで実装されております。
最初にたまたま通りがかった母親さんが面白がって被ってみたわけですが、今ほぼ白髪近くになっている短髪の母親さんが、黒髪ロングのヅラを被ったらですよ！
…すげー若くなって騒然。
黒髪ってやっぱり若く見える！と大笑いをしまくって、次に短髪の私がつけてみたわけです。
「どれどれーv」
と被ってみたところ！

「…前のさっちゃん」
「うん、前のさっちゃんだね」
「なんか全然違和感ないし、見慣れてるわね…」

という実に微妙すぎる反応。
そして自分でも鏡を見て、ああ、ちょい前の髪長かった頃の私だな、と思って…ひっじょおおおおに面白くなかったのでございました。
もう髪伸ばすことはないだろうと、なんか物凄く実感したね！

ちなみにヅラを洗髪をして、また髪を整え、今度は別のものと一緒に遊んでみることになりました。次はエルサ髪なんだそうな……ってなんでまたそんなの持っているのか。
運転免許の後の唯一の私物すら片づけるつもりらしい彼女が、どうにもずれていっている気がしてならない五月晴れの一日でございました。

おお、なんか久々に普通の日誌書いてる感じ！
よしこの調子であれこれ復活させていくぞ！

そんなことを誓いつつ、本日はこれまででございます。
明日から天気崩れるのがウソのようよ…。

ブログ拍手ありがとうございます。
一つ一つ拍手を重ねるように、こちらも復活を重ねていきたいと思います！
本当に心から、ありがとうございましたー！