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今日は駆け込んできた、目の前の杜の神主さん(水色袴の人でした!)がおりまして。
初見の人でしたが、ここに来ればなんとかなるかなと思って! と仕事とはまったく関係ない、神事に使うんだけど…という代物を持って
「助けてください、どうにかならないでしょうか!?」
お昼すぎに唐突に現れました。
…ここに来れば職人がいるから、なんとかならないかなー…と思ったらしいです。
なにが? と思ってよくよくみれば、化繊で織られた何やら硬い赤く細い帯状のもので、下には房がついております。やたらと細くて長い手編みのマフラーみたいな感じです。形がですよ。
これを丁度半分折った所を輪にして、リボンのように交差した所を止めて欲しい…という要望でした。
なんにするんです? と思わず聞くと、
「今度の流鏑馬で使うんですー!!」
とのこと。
どうやら馬に付ける装束部品の一つらしいんですが、やたらと硬いそれに神主さん達では手が出なかったようです。
結局、うちが使ってるどでかい縫い針持ってきて、ちょこちょこと縫ってことなきを得たんですが。
そういや、もうすぐ流鏑馬だよねぇ…とふと一年の早さに目を遠くしましたよね。全国でも流鏑馬の馬場がある所は少ないようですが、実は目の前の杜のホント我が家の目の前にあるんですよねぇ馬場。…木々に隠れてるけど、見えるしなぁ。
持ってきたの全部縫い合わせて(男衆がやりましたよね!)お返ししたら、やたらと感謝されました。新しい宮司さんになってから、できたご縁です。それに目の前の杜に少しくらい奉仕ができて、よかったよかった。
…で終わったことは終わったんですが。
その駆け込んできた神主さん、やたらと私らが仕事で使う資料に興味を持ちまくり、文様とか工芸品とかが好きなんです!といいまくって、いろいろと物色していきました…(笑)
最近神主さん達がよくくるなぁ、と思って質問に答えたりしていたんですが、でもよく来る神官さん達は単独で思いついてこちらに来ているようで。そのことを話したら、酷く驚いてました。
…私の方が驚いたよ。みんなバラバラで来てたの!?
ホントご縁って凄い(笑)

こんばんは、その人が来ている間、ひっきりなしに電話と来客があり、こういう風に人が人を呼ぶんだよねぇ…とふと思った午後。
流鏑馬も今年も見にいきたいので、ちょっとのぞいてこようと思います。
流鏑馬にも流派があって、確か小○原流…だったかな? 確かそんな感じの流派の流鏑馬だったと思います。
他にも神事の道具とか流鏑馬の道具とかで、これはできないかあれはできないか、これはどうだと色々質問されましたが、そういう代物はホント専門の人が作るものですからねぇ。職人は畑が違うと手も足も出なくなりますから、その辺りの話をしておりました。
やっぱり職人というのは日を追うごとに少なくなってて、神事の道具を新調修理するのも一苦労のようです。
…ま、そうだろうなぁ。需要があるものではない、なのに手はいる。技術もいる。今京都の方がそういう職人さんを育て守っていくのに必死のようですが、せめてどこかが保護していって技術を絶やさなくしてくれないと、本当に無くなってしまうんだろうなぁ…と思うこと必至ですよね。
そんな感じで邪魔されたからというわけではありませんが(笑)まだこれからちょっと仕事してきます。

あ、一昨日青天の方のサークル配置が来てたので、書庫の方にあげておきますねー!
原稿しなきゃ…!!
ではー、本日はこれまででーす!

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ほしづき さき
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自己紹介:
活字がなくては生きていけず。
日本文化にひたりまくり。
年期の入った刀好き。
どおりで、落ちた先は緑髪の剣士よ…(笑)
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素材元:十五夜  加工/構成:ashi