いろーんな「こうかい」展開中!
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さすがに夏支度をしなければ、来週は梅雨の走りがくるよ! ということで、午前中仕事して、午後から部屋の片づけを必死こいておりました。
が、一旦何かに手をつけると、芋づる式に出てくる片付けと掃除の山。
本の整理はしたら何日かかるか分からない。けど、ここまでは…みたいな感じから始まって、とにかく冬関連のものは全て掃除して仕舞い込み!かわって暖房系のものから冷房系のものにチェンジ!(笑)
ただし、よしずだけは梅雨明けかな…などとやりつつ、結局全部は終わりませんでした…ああああ、もう!
そんなわけで、明日も引き続き少し片づけします。手が届くからといって衣替えも中途半端だったりするので、それもやらなきゃなぁ。
この支度関係が8月と年末の大掃除に続き、とにかくやっかいですよ(笑)
こんばんは。
昨日はさすがに日誌を書く前に、あまりの眠さに撃沈しておりました。
旅行記の続き書こうと思ってたんですが、限界だった。そして今日もちょっと限界引きずってます。今日も朝早かったからなぁ。
夕方からちょっとご飯を食べに相方と出かけて、お土産話なんかをしてたんですが、そろそろ原稿の方にも取りかからなくてはならず…。
あれもこれもと欲張りながら、頑張っていきたい所存です。
吉野でもらって萌えも消化したいので、新刊パラレルにしようかなとか(笑)どうでしょう?
日誌書きながら既に日付が変わろうとしている時間です。
なので詳しくは明日からということで、本日は短く終わるのでございます。
ブログ拍手ありがとうございます。
気に入っていただけたなら、凄く嬉しいです。チビナスは文句なく可愛いと思います。チビゾロは文句なく勇ましいと思います!!
そんな思いに拘る私には有り難い一押しでした(笑)本当に貴重な一押しを、ありがとうございましたーvv
ブログ拍手レスは右下に畳んであります。
心辺りの方はどうぞーvv
が、一旦何かに手をつけると、芋づる式に出てくる片付けと掃除の山。
本の整理はしたら何日かかるか分からない。けど、ここまでは…みたいな感じから始まって、とにかく冬関連のものは全て掃除して仕舞い込み!かわって暖房系のものから冷房系のものにチェンジ!(笑)
ただし、よしずだけは梅雨明けかな…などとやりつつ、結局全部は終わりませんでした…ああああ、もう!
そんなわけで、明日も引き続き少し片づけします。手が届くからといって衣替えも中途半端だったりするので、それもやらなきゃなぁ。
この支度関係が8月と年末の大掃除に続き、とにかくやっかいですよ(笑)
こんばんは。
昨日はさすがに日誌を書く前に、あまりの眠さに撃沈しておりました。
旅行記の続き書こうと思ってたんですが、限界だった。そして今日もちょっと限界引きずってます。今日も朝早かったからなぁ。
夕方からちょっとご飯を食べに相方と出かけて、お土産話なんかをしてたんですが、そろそろ原稿の方にも取りかからなくてはならず…。
あれもこれもと欲張りながら、頑張っていきたい所存です。
吉野でもらって萌えも消化したいので、新刊パラレルにしようかなとか(笑)どうでしょう?
日誌書きながら既に日付が変わろうとしている時間です。
なので詳しくは明日からということで、本日は短く終わるのでございます。
ブログ拍手ありがとうございます。
気に入っていただけたなら、凄く嬉しいです。チビナスは文句なく可愛いと思います。チビゾロは文句なく勇ましいと思います!!
そんな思いに拘る私には有り難い一押しでした(笑)本当に貴重な一押しを、ありがとうございましたーvv
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心辺りの方はどうぞーvv
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どうしたことか、最近子供に懐かれた。
正確には、去年の秋口ぐらいに突然声をかけられて、オヤツだといって菓子を渡されたのが最初だった。
道場からの帰り道にある日突然現れた金髪の子供は、それから頻繁に顔を出し始めた。
出会った時には保育園児だった子供も、年が明けて少ししたら小学生になった。それと同時にゾロは小学校を卒業して、中学生になったのだが、それがまた気にくわない、と大暴れしたのは記憶に新しい。
出会った時のこともあり、あれからサンジはゾロの道場での練習を律儀に覗き見ているらしく、時々鋭い感想などを話しかけてくることもあった。
子供の素性は道場で聞いてみたらすぐに分かった。最近近所に出来た洋食屋の息子らしく、本人が名乗った通りサンジという。生まれは外国で両親も外国の人だが、育ちは日本という少年らしい。両親共に日本に店をひらいた今は、もしかしたら帰化しているのかも…とこれはよく意味が分からないがそんなことまで話てくれた。
つまりサンジという子供は、日本育ちの今年小学校に上がったばかりの五歳児らしい。早生まれな為に躰が小さい、と本人は気にしているのだと言っていた。
そんなことを気にする五歳児。
ゾロにしてみれば、冗談だろうとしか思えないのだが、現実だから困る。最近の子供はませている。それをしみじみ実感した。
この際自分もまだ子供だということは横に置く。
サンジは大抵ゾロが道場から帰るのを待ち伏せして、細い通りを一緒に歩いて戻る。道場は住宅街から少しだけ外れた山際にあるので、大抵は住宅街に入った辺りでよく待っていた。
そこから小道を一緒に歩いて帰るのだ。
小道が終わる場所は大通りに繋がる地点で、すぐ先にサンジの親がやっている店が出てくる。だからゾロはいつの間にか毎日のようにサンジをその店まで連れて行く。そうすると自分の家まで早く帰り着くのが不思議だったが、それは良いことだから問題なし。
何が楽しくて毎日毎日遅い時間を、まだ小さい子供が自分を待つのか。
尋ねても、子供はフフンと偉そうに笑うだけだ。そして最後にこう言う。
「見ててやるって約束したからな」
約束をしたのは事実だし、約束というものは守るのが当然だから、いつもゾロは「そうか」と言って終わる。
その約束こそ、一方的にこの子供がいきなり言い出したことだというのは、頭から消えているらしい。
あれは夕暮れ時、不意に金色の髪のこの子供が現れて宣言したのだ。「ガンバレ」と。頑張ったらご褒美をやるのだ、という真っ正直な宣言は、不思議とゾロの心に響いた。
子供の戯れ言などとは口が裂けても言わない。そんな言葉ではなかったから、ゾロは受けた。見ていろと、そう告げたのだ。
まあ、それ以外はめちゃくちゃ口の悪い、ただのませたクソガキだとは思っているのだが。
しかしそんなゾロでも、最近少し気になっていることがあった。
日暮れの時間だ。
最近日暮れが随分と遅くなってきた。だから自分もついつい熱が入って練習時間が延びている。明るいからいつまでも道場に篭もってしまうのだ。
けれど、その遅くなる時間、サンジはあの小道で待っている。
それはちょっと物騒なのではないか、さらに言えば、少し可哀想な気がしてしまったのだ。こ煩いガキが何して遊んでいようが、今まで気にもしなかったが、サンジが待っているのが自分だと分かっているからこそ、気になってしまう。
薄暗くなる時間まで小さな子供が一人でいるのも、絶対に良くないはずなのだ。それは道場の子達に対してコウシロウが口酸っぱく言っているのを聞いているから余計感じる。
正直めんどくさい。
ガキとはいえ、いっぱしの男の子。口は悪い、足癖は悪いし、小学生のくせにこれが結構強烈な蹴りを放つ。元々のバネがいいのだろう。
そういう意味ではあんまり心配はしていないのだが、何しろあの金髪は目立つ。
最近は一緒にいるのを良く見られているからか、道場でもあの金髪の男の子は可愛い可愛いと耳にタコができるほど聞かされているので、余計気になってしまう。
かといって、サンジに待つなと言っても無駄だ。
それは何度か言ってみたが、ことごとくあの小さな鼻でフフンとやっぱり笑われて終わったからだ。
後で分かったが、その仕草は洋食屋の主人であるサンジの親の仕草そのものだった。
小学生になって数ヶ月。そろそろ学校で友達なんかも出来た頃だろう。学校が終わって遊びにいくなんてことも、し始めてもおかしくはない時期だ。
それでも待っているのは、もしかしたら剣道に興味があるからか? と一応珍しくやってみるか? と誘ってもみたのだ。だが答えは
「死んでもやだ。むさ苦しい」
という万死に値する言葉だった。
さすがにムッとしたゾロだったが、確かに似合わないような気もして、それきりその話をするのは止めた。
サンジは両親の姿を見て、将来はコックになるのだと言っていた。多分それが似合いだろう。だからゾロは「ふーん」と言いつつ、それがいいと軽く答えていた。食いっぱぐれないのは、本当にいいことだと思う。
ゾロは強くなりたいという目標があまりにも高くあり、それ以外はどうでもいいと思っている。というより、そうとしか思えない自分に最近気付いていた。だからきっと、食いっぱぐれ率が高いだろうと自覚した所だったので、よりそんな風に思ったのかもしれない。
ゾロがサンジの話を肯定した時、子供はとても満足そうに頷いた。
そうだろ、そうだろ、と今にもゾロの頭をなで回しそうな感じだった。
やたら嬉しかったらしい。
そうやっていつの間にか、当たり前のように並んで歩くのが日常になってしまっていた。
誰も疑問も挟まないのかと、今更ゾロは気付いたが、事実誰も何も言わないのだからきっとそういうものなのだろう。
ちなみに、こうやってなんでもかんでも適当に納得するから、ゾロは日常から取り残されているのだが本人はまったく気付かないので平和だったりする。
「ゾロ!」
甲高い声が降ってくる。
何故この子供は必ず塀の上に立つのだろうか。危ないとは欠片も思わない見事なバランスで立つ子供は、ふんぞり返っている。
「おう。人ん家の塀だぞ、下りろ」
これが毎回の会話だ。
でもすぐにはサンジは下りない。
「今日はゾロ凄く頑張ってたな。試合…勝ってた」
「道場の仲間相手だからな。あんなもんだろう。今度正式な大会があるからな、もうちょっと気合いいれねぇと」
「大会があるのか?」
「ああ」
「見に行く」
「あ?」
振り仰げば、とても真面目な顔をした子供がしゃがみ込んで見下ろしてきていた。意外に近くに顔があってびっくりした。
「ゾロが頑張っているのは、ちゃんと見るんだ。…ご褒美やるんだからな」
最近、この子供は小さいながらも簡単なオヤツを作る。
甘い柔らかなお菓子は、ご褒美と称して試合などの後にゾロに振る舞われていた。まだまだ不格好なそれは、子供が作るにしては上出来でも、実際は大したものではない。
けれどゾロはそれを、いつも必ず食べていた。
優しい味は、動いた後のゾロにいつも優しく寄り添ってくれるようで、気持ちが落ち着くのだ。
「そうだったな」
思わず笑った。自分でも意識していなかった笑みに、子供は一瞬目を見開き、ふいっと横を向くと唇を尖らせた。
片目を綺麗に覆った髪が、子供の表情を隠してしまう。けれど、首筋が少し赤い。
ひらりとサンジの身体が軽々と宙に舞った。
反射的に手を出したゾロの腕の中に、小さな躰が吸い込まれるように下りてきた。
軽々と抱き上げると、サンジは真っ青な瞳をキラキラと輝かせながら、ゾロを見下ろしてきた。
「おれは男だからな! アムールには、ちゃーんとしてやるんだ! それが男だ」
「………あむる?」
「この際、クソミドリには目をつぶってやる! だから頑張るんだ。おれが応援してやる」
「なんか良く分からんが、応援してくれるんだな。ありがとよ」
「ゆうしょーするんだろ」
「当然だな。それくらいは取らないと強くなれねぇ」
抱き上げたまま、そう言うとサンジは手を伸ばしてきた。
は?と目を見開いたゾロの前で、サンジは不自然な格好のまま、じたばたともがいてゾロの首筋へと手を絡めようとする。
暴れるので合わせるように抱き込もうとすると、サンジはがしっと両足を開いてゾロの胴へ巻き付けると脅威のバランスでしがみついて、ゾロの顔を両手で掴んだ。
「えーっと、ガンバレのおまじないだ!」
高らかに宣言すると、子供は素早くゾロへと抱きつき、その顔をゾロに寄せた。
目を丸くしたままのゾロへ、子供は真剣な顔で目を閉じ、力任せにゾロに頭突きのように顔を突っ込んだ。
ガチっと派手な音がして、ゾロの口にサンジがぶつかった。
あまりの衝撃と痛みに仰け反りかけたゾロは、それでもサンジがいるからと踏ん張ったが涙目でよろけてその場に蹲った。
しがみついた子供を思わず抱きしめたので落とすことはしなかったが、痛みは生半可なものではない。
その間も、子供はしがみついてて離れない。
その場に尻餅をついて、身体を安定させたゾロは、力任せに子供を引き離した。
痛くてもう言葉もない。口の中が切れたのか血の味がする。
「いってーな! なにするんだよ、ゾロ!」
それはこっちのセリフだ! と言いたかったが、ゾロは口を開けない。
開いたら大惨事になりそうだった。
「どうだ! これでもう大丈夫だからな。今度の大会はゆーしょーだ!」
へへん、と胸を張る子供はどこまでも偉そうで無邪気だ。一瞬殴り飛ばしたくなったが、どうにもそうもできない。
こっちを見るサンジの顔に、どこか不安そうなものがあることが見えるからだ。どうしてか分かるからだ。
あー、もう。
ゾロは大きく息をつくと、頷いた。とにかく口が痛くて声は出せない。
頭突きの何がおまじないなのかは分からないが、もうなんでもいいから帰ろう、帰そう、そうしよう。
ずきずきする口を押さえながら、ゾロはゆっくりと立ち上がると、口を押さえてない方の手を差し出した。
サンジは満足そうに手を伸ばしてその手を握る。
そうして問題は何も解決しないまま、いつものように仲良く2人は歩いて帰る。
ちなみに、それが実は2人の初キッスで、しかも2人してファーストキスだったと気付くのは、それから15年後のことだった。
☆ ☆ ☆ ☆
旅行記ちょっと横において、今日はキスの日ってことで、なんとなく前に書いた逆年の差の2人を。
キスというより、ただの度付き合いですが。
こんな風に自覚イケイケの子供の方が進んでる気がする今日この頃。
突発すぎるので、また後日改訂したりするかもです(笑)
旅行記はまた明日から(笑)
本日はこれまででーす!
ブログ拍手ありがとうございます。
拍手いただけると、凄く嬉しいのは旅模様が楽しかったからでしょうか。
一押し、本当にありがとうございましたーvv
正確には、去年の秋口ぐらいに突然声をかけられて、オヤツだといって菓子を渡されたのが最初だった。
道場からの帰り道にある日突然現れた金髪の子供は、それから頻繁に顔を出し始めた。
出会った時には保育園児だった子供も、年が明けて少ししたら小学生になった。それと同時にゾロは小学校を卒業して、中学生になったのだが、それがまた気にくわない、と大暴れしたのは記憶に新しい。
出会った時のこともあり、あれからサンジはゾロの道場での練習を律儀に覗き見ているらしく、時々鋭い感想などを話しかけてくることもあった。
子供の素性は道場で聞いてみたらすぐに分かった。最近近所に出来た洋食屋の息子らしく、本人が名乗った通りサンジという。生まれは外国で両親も外国の人だが、育ちは日本という少年らしい。両親共に日本に店をひらいた今は、もしかしたら帰化しているのかも…とこれはよく意味が分からないがそんなことまで話てくれた。
つまりサンジという子供は、日本育ちの今年小学校に上がったばかりの五歳児らしい。早生まれな為に躰が小さい、と本人は気にしているのだと言っていた。
そんなことを気にする五歳児。
ゾロにしてみれば、冗談だろうとしか思えないのだが、現実だから困る。最近の子供はませている。それをしみじみ実感した。
この際自分もまだ子供だということは横に置く。
サンジは大抵ゾロが道場から帰るのを待ち伏せして、細い通りを一緒に歩いて戻る。道場は住宅街から少しだけ外れた山際にあるので、大抵は住宅街に入った辺りでよく待っていた。
そこから小道を一緒に歩いて帰るのだ。
小道が終わる場所は大通りに繋がる地点で、すぐ先にサンジの親がやっている店が出てくる。だからゾロはいつの間にか毎日のようにサンジをその店まで連れて行く。そうすると自分の家まで早く帰り着くのが不思議だったが、それは良いことだから問題なし。
何が楽しくて毎日毎日遅い時間を、まだ小さい子供が自分を待つのか。
尋ねても、子供はフフンと偉そうに笑うだけだ。そして最後にこう言う。
「見ててやるって約束したからな」
約束をしたのは事実だし、約束というものは守るのが当然だから、いつもゾロは「そうか」と言って終わる。
その約束こそ、一方的にこの子供がいきなり言い出したことだというのは、頭から消えているらしい。
あれは夕暮れ時、不意に金色の髪のこの子供が現れて宣言したのだ。「ガンバレ」と。頑張ったらご褒美をやるのだ、という真っ正直な宣言は、不思議とゾロの心に響いた。
子供の戯れ言などとは口が裂けても言わない。そんな言葉ではなかったから、ゾロは受けた。見ていろと、そう告げたのだ。
まあ、それ以外はめちゃくちゃ口の悪い、ただのませたクソガキだとは思っているのだが。
しかしそんなゾロでも、最近少し気になっていることがあった。
日暮れの時間だ。
最近日暮れが随分と遅くなってきた。だから自分もついつい熱が入って練習時間が延びている。明るいからいつまでも道場に篭もってしまうのだ。
けれど、その遅くなる時間、サンジはあの小道で待っている。
それはちょっと物騒なのではないか、さらに言えば、少し可哀想な気がしてしまったのだ。こ煩いガキが何して遊んでいようが、今まで気にもしなかったが、サンジが待っているのが自分だと分かっているからこそ、気になってしまう。
薄暗くなる時間まで小さな子供が一人でいるのも、絶対に良くないはずなのだ。それは道場の子達に対してコウシロウが口酸っぱく言っているのを聞いているから余計感じる。
正直めんどくさい。
ガキとはいえ、いっぱしの男の子。口は悪い、足癖は悪いし、小学生のくせにこれが結構強烈な蹴りを放つ。元々のバネがいいのだろう。
そういう意味ではあんまり心配はしていないのだが、何しろあの金髪は目立つ。
最近は一緒にいるのを良く見られているからか、道場でもあの金髪の男の子は可愛い可愛いと耳にタコができるほど聞かされているので、余計気になってしまう。
かといって、サンジに待つなと言っても無駄だ。
それは何度か言ってみたが、ことごとくあの小さな鼻でフフンとやっぱり笑われて終わったからだ。
後で分かったが、その仕草は洋食屋の主人であるサンジの親の仕草そのものだった。
小学生になって数ヶ月。そろそろ学校で友達なんかも出来た頃だろう。学校が終わって遊びにいくなんてことも、し始めてもおかしくはない時期だ。
それでも待っているのは、もしかしたら剣道に興味があるからか? と一応珍しくやってみるか? と誘ってもみたのだ。だが答えは
「死んでもやだ。むさ苦しい」
という万死に値する言葉だった。
さすがにムッとしたゾロだったが、確かに似合わないような気もして、それきりその話をするのは止めた。
サンジは両親の姿を見て、将来はコックになるのだと言っていた。多分それが似合いだろう。だからゾロは「ふーん」と言いつつ、それがいいと軽く答えていた。食いっぱぐれないのは、本当にいいことだと思う。
ゾロは強くなりたいという目標があまりにも高くあり、それ以外はどうでもいいと思っている。というより、そうとしか思えない自分に最近気付いていた。だからきっと、食いっぱぐれ率が高いだろうと自覚した所だったので、よりそんな風に思ったのかもしれない。
ゾロがサンジの話を肯定した時、子供はとても満足そうに頷いた。
そうだろ、そうだろ、と今にもゾロの頭をなで回しそうな感じだった。
やたら嬉しかったらしい。
そうやっていつの間にか、当たり前のように並んで歩くのが日常になってしまっていた。
誰も疑問も挟まないのかと、今更ゾロは気付いたが、事実誰も何も言わないのだからきっとそういうものなのだろう。
ちなみに、こうやってなんでもかんでも適当に納得するから、ゾロは日常から取り残されているのだが本人はまったく気付かないので平和だったりする。
「ゾロ!」
甲高い声が降ってくる。
何故この子供は必ず塀の上に立つのだろうか。危ないとは欠片も思わない見事なバランスで立つ子供は、ふんぞり返っている。
「おう。人ん家の塀だぞ、下りろ」
これが毎回の会話だ。
でもすぐにはサンジは下りない。
「今日はゾロ凄く頑張ってたな。試合…勝ってた」
「道場の仲間相手だからな。あんなもんだろう。今度正式な大会があるからな、もうちょっと気合いいれねぇと」
「大会があるのか?」
「ああ」
「見に行く」
「あ?」
振り仰げば、とても真面目な顔をした子供がしゃがみ込んで見下ろしてきていた。意外に近くに顔があってびっくりした。
「ゾロが頑張っているのは、ちゃんと見るんだ。…ご褒美やるんだからな」
最近、この子供は小さいながらも簡単なオヤツを作る。
甘い柔らかなお菓子は、ご褒美と称して試合などの後にゾロに振る舞われていた。まだまだ不格好なそれは、子供が作るにしては上出来でも、実際は大したものではない。
けれどゾロはそれを、いつも必ず食べていた。
優しい味は、動いた後のゾロにいつも優しく寄り添ってくれるようで、気持ちが落ち着くのだ。
「そうだったな」
思わず笑った。自分でも意識していなかった笑みに、子供は一瞬目を見開き、ふいっと横を向くと唇を尖らせた。
片目を綺麗に覆った髪が、子供の表情を隠してしまう。けれど、首筋が少し赤い。
ひらりとサンジの身体が軽々と宙に舞った。
反射的に手を出したゾロの腕の中に、小さな躰が吸い込まれるように下りてきた。
軽々と抱き上げると、サンジは真っ青な瞳をキラキラと輝かせながら、ゾロを見下ろしてきた。
「おれは男だからな! アムールには、ちゃーんとしてやるんだ! それが男だ」
「………あむる?」
「この際、クソミドリには目をつぶってやる! だから頑張るんだ。おれが応援してやる」
「なんか良く分からんが、応援してくれるんだな。ありがとよ」
「ゆうしょーするんだろ」
「当然だな。それくらいは取らないと強くなれねぇ」
抱き上げたまま、そう言うとサンジは手を伸ばしてきた。
は?と目を見開いたゾロの前で、サンジは不自然な格好のまま、じたばたともがいてゾロの首筋へと手を絡めようとする。
暴れるので合わせるように抱き込もうとすると、サンジはがしっと両足を開いてゾロの胴へ巻き付けると脅威のバランスでしがみついて、ゾロの顔を両手で掴んだ。
「えーっと、ガンバレのおまじないだ!」
高らかに宣言すると、子供は素早くゾロへと抱きつき、その顔をゾロに寄せた。
目を丸くしたままのゾロへ、子供は真剣な顔で目を閉じ、力任せにゾロに頭突きのように顔を突っ込んだ。
ガチっと派手な音がして、ゾロの口にサンジがぶつかった。
あまりの衝撃と痛みに仰け反りかけたゾロは、それでもサンジがいるからと踏ん張ったが涙目でよろけてその場に蹲った。
しがみついた子供を思わず抱きしめたので落とすことはしなかったが、痛みは生半可なものではない。
その間も、子供はしがみついてて離れない。
その場に尻餅をついて、身体を安定させたゾロは、力任せに子供を引き離した。
痛くてもう言葉もない。口の中が切れたのか血の味がする。
「いってーな! なにするんだよ、ゾロ!」
それはこっちのセリフだ! と言いたかったが、ゾロは口を開けない。
開いたら大惨事になりそうだった。
「どうだ! これでもう大丈夫だからな。今度の大会はゆーしょーだ!」
へへん、と胸を張る子供はどこまでも偉そうで無邪気だ。一瞬殴り飛ばしたくなったが、どうにもそうもできない。
こっちを見るサンジの顔に、どこか不安そうなものがあることが見えるからだ。どうしてか分かるからだ。
あー、もう。
ゾロは大きく息をつくと、頷いた。とにかく口が痛くて声は出せない。
頭突きの何がおまじないなのかは分からないが、もうなんでもいいから帰ろう、帰そう、そうしよう。
ずきずきする口を押さえながら、ゾロはゆっくりと立ち上がると、口を押さえてない方の手を差し出した。
サンジは満足そうに手を伸ばしてその手を握る。
そうして問題は何も解決しないまま、いつものように仲良く2人は歩いて帰る。
ちなみに、それが実は2人の初キッスで、しかも2人してファーストキスだったと気付くのは、それから15年後のことだった。
終了
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旅行記ちょっと横において、今日はキスの日ってことで、なんとなく前に書いた逆年の差の2人を。
キスというより、ただの度付き合いですが。
こんな風に自覚イケイケの子供の方が進んでる気がする今日この頃。
突発すぎるので、また後日改訂したりするかもです(笑)
旅行記はまた明日から(笑)
本日はこれまででーす!
ブログ拍手ありがとうございます。
拍手いただけると、凄く嬉しいのは旅模様が楽しかったからでしょうか。
一押し、本当にありがとうございましたーvv
尾田っち急病だそうで…昨日ニュース聞いてびっくりしてしまいました。
無事に回復されるのを本当に願います。
尾田先生あってのワンピですもんね。でも確かに働き過ぎ。この際少しゆっくり休んで、体調をきちんと整えて仕事内容見直して、続きを描いていって欲しいです。
好きな者としては、バンバン描いて欲しいとつい思ってしまいますけど。
作者あってのお話です。読みたい身としては、心から健康を祈りたいと思います。
休める時には休んでー!
こんばんは。
働き過ぎて、途中で…というのが1番怖いですよね。
そう酷い症状でなければいいととにかく願ってます。
さあて、昨日の続きを書こうかなと思いつつ、あまりの眠気に正気保ってるのが辛いくらいでございます。
書き物途中で、眠気に負けそうになったので日誌の方に来てみたんですが、どっちにしろ眠い(笑)
でも書く。
吉野の話です。
夜の金峯山寺。しかし携帯からな上に、ライトが反射してて本当に写っている?と思ってしまう写メです(笑)
綺麗な半月間近の月夜でしたよー。
お坊さんの読経やホラ貝の音色、見事な蔵王権現様、と春の夜のお寺は見事でございました。
でまあ、アンケートは記入済みだわ、なんだかんだとありつつも、翌日の日曜の早朝六時半くらいには、朝のお勤めがあったりしたわけです。
夜の拝観の人はそれにも参加できるということで、当然参加しました。
その時に私御朱印調を預けたんでございます。既に3冊目のそれは、数年前に金峯山寺で始めた代物で、まさに里帰り(笑)
中身は増えているけども。
でまあ、朝の読経等を聞き、朝日の中の権現様を凄いなぁ…と感心しながら眺め、気持ち良くお勤めを終えて戻ろうとした時には既に7時半過ぎ。
さーて、と御朱印帳を…と窓口の方にいき、さっきまで読経唱えてたお坊さんの1人に、「ありがとうございました。御朱印帳を…」
と言うとにこやかにその方は一冊残っているだけになってた御朱印帳を手渡してきてくれました。
…が。
よくある話ですが、その御朱印帳、私が渡したものよりとてもとても新しい。
しかもカバーつき。
私のカバーは私が手に握ってる。ん?と首を傾げた私に気付いたのか、はっと顔を上げるお坊さん。
思わず頷いて「違います」と私が言った途端、その方恐ろしい身軽さで窓口から走り出し、そのままお堂を出ると帰って行く方々に向かって
「御朱印帳をお間違えの方がおります!ご確認ください!御朱印帳を〜!」
とそれはそれは豊かな声量で喧伝。
さっすが修験道者!と思わず別の意味で感心してたら、何度かの呼びかけの後、遠くからドダダダダダダダとまさに書き文字が浮かびそうな勢いで若い青年が走ってくるではないですか。
しかもその手には、御朱印帳。
ああ、と思わず笑ってしまいましたが、その青年は本堂まで駆け上がり、待ってた私の近くに来て
「沢山書いてあるんですー!違います、これ違います。こんなに沢山書いてあるのは違います!初めて買ったのにっ!」
と…本当にこう叫んでくれました。
すぐにお坊さんが受け取ってくれて、私にその沢山書いてあるという物を、その青年には真新しい物を渡されて、青年からはすみません、と頭を下げられ、お坊さんからもすみませんでしたと朝から頭下げられました。
いや、こんな沢山人いたら、そんなこともありますよ。
…それがたまたま自分じゃなくてもいい気もするんですが、まあそこはそれ。そんなこともあります。
で、そのお坊さんが謝ってくれるので、大丈夫です、ありがとうございました。とお礼言って戻ろうとしたんですが、そういえば…と昨夜のアンケートのこともついでにお知らせしておきました。
なにせ個人情報がマジに書き込まれているアンケートなので…orz
そしたらそのお坊さん、本当にまた恐ろしく頭を下げて謝り、凄まじいスピードで
「それは大変失礼いたしました。でも是非アンケートは書いてくださいっ!」
とその場を飛び出し、すぐさま奥からアンケート用紙を持ってきてくれました。言っておきますが、結構お堂内で距離があったのに、マジに滑るように動いてた。修験坊様半端ない。
そしていつの間にか横にいたその方より位が高いであろう衣服を着た坊様が、ニコニコした顔で
「ごめんなさいね。色々あるけども、またいらっしゃい」
と言ってくださったのが、ちょっと微笑ましくて嬉しかったですよ。
つか気配なく近寄るのは本当にびっくりするので止めてください…修験坊様半端ない。
アンケートも貰って、そうして宿に戻ったんですが、その滑るように動いた坊様はその日の大祭で、やはりホラ貝吹いて儀式に参加しておりました。
二日目の写真って実はほっとんど撮ってないんですよねぇ。儀式中は撮れなかったし、雨降り出したりしたし、何より恐ろしい階段の上り下り等体力勝負が半端なくて…orz
またその話はその話で。
とにかく、本日はこれまででーす!
ブログ拍手ありがとうございます。
ジリジリと続く旅行記ではありますが、萌えもあるのでちらほら書いていきますね。
励ましてくれる温かい一押し、本当にありがとうございましたーvv
無事に回復されるのを本当に願います。
尾田先生あってのワンピですもんね。でも確かに働き過ぎ。この際少しゆっくり休んで、体調をきちんと整えて仕事内容見直して、続きを描いていって欲しいです。
好きな者としては、バンバン描いて欲しいとつい思ってしまいますけど。
作者あってのお話です。読みたい身としては、心から健康を祈りたいと思います。
休める時には休んでー!
こんばんは。
働き過ぎて、途中で…というのが1番怖いですよね。
そう酷い症状でなければいいととにかく願ってます。
さあて、昨日の続きを書こうかなと思いつつ、あまりの眠気に正気保ってるのが辛いくらいでございます。
書き物途中で、眠気に負けそうになったので日誌の方に来てみたんですが、どっちにしろ眠い(笑)
でも書く。
吉野の話です。
夜の金峯山寺。しかし携帯からな上に、ライトが反射してて本当に写っている?と思ってしまう写メです(笑)
綺麗な半月間近の月夜でしたよー。
お坊さんの読経やホラ貝の音色、見事な蔵王権現様、と春の夜のお寺は見事でございました。
でまあ、アンケートは記入済みだわ、なんだかんだとありつつも、翌日の日曜の早朝六時半くらいには、朝のお勤めがあったりしたわけです。
夜の拝観の人はそれにも参加できるということで、当然参加しました。
その時に私御朱印調を預けたんでございます。既に3冊目のそれは、数年前に金峯山寺で始めた代物で、まさに里帰り(笑)
中身は増えているけども。
でまあ、朝の読経等を聞き、朝日の中の権現様を凄いなぁ…と感心しながら眺め、気持ち良くお勤めを終えて戻ろうとした時には既に7時半過ぎ。
さーて、と御朱印帳を…と窓口の方にいき、さっきまで読経唱えてたお坊さんの1人に、「ありがとうございました。御朱印帳を…」
と言うとにこやかにその方は一冊残っているだけになってた御朱印帳を手渡してきてくれました。
…が。
よくある話ですが、その御朱印帳、私が渡したものよりとてもとても新しい。
しかもカバーつき。
私のカバーは私が手に握ってる。ん?と首を傾げた私に気付いたのか、はっと顔を上げるお坊さん。
思わず頷いて「違います」と私が言った途端、その方恐ろしい身軽さで窓口から走り出し、そのままお堂を出ると帰って行く方々に向かって
「御朱印帳をお間違えの方がおります!ご確認ください!御朱印帳を〜!」
とそれはそれは豊かな声量で喧伝。
さっすが修験道者!と思わず別の意味で感心してたら、何度かの呼びかけの後、遠くからドダダダダダダダとまさに書き文字が浮かびそうな勢いで若い青年が走ってくるではないですか。
しかもその手には、御朱印帳。
ああ、と思わず笑ってしまいましたが、その青年は本堂まで駆け上がり、待ってた私の近くに来て
「沢山書いてあるんですー!違います、これ違います。こんなに沢山書いてあるのは違います!初めて買ったのにっ!」
と…本当にこう叫んでくれました。
すぐにお坊さんが受け取ってくれて、私にその沢山書いてあるという物を、その青年には真新しい物を渡されて、青年からはすみません、と頭を下げられ、お坊さんからもすみませんでしたと朝から頭下げられました。
いや、こんな沢山人いたら、そんなこともありますよ。
…それがたまたま自分じゃなくてもいい気もするんですが、まあそこはそれ。そんなこともあります。
で、そのお坊さんが謝ってくれるので、大丈夫です、ありがとうございました。とお礼言って戻ろうとしたんですが、そういえば…と昨夜のアンケートのこともついでにお知らせしておきました。
なにせ個人情報がマジに書き込まれているアンケートなので…orz
そしたらそのお坊さん、本当にまた恐ろしく頭を下げて謝り、凄まじいスピードで
「それは大変失礼いたしました。でも是非アンケートは書いてくださいっ!」
とその場を飛び出し、すぐさま奥からアンケート用紙を持ってきてくれました。言っておきますが、結構お堂内で距離があったのに、マジに滑るように動いてた。修験坊様半端ない。
そしていつの間にか横にいたその方より位が高いであろう衣服を着た坊様が、ニコニコした顔で
「ごめんなさいね。色々あるけども、またいらっしゃい」
と言ってくださったのが、ちょっと微笑ましくて嬉しかったですよ。
つか気配なく近寄るのは本当にびっくりするので止めてください…修験坊様半端ない。
アンケートも貰って、そうして宿に戻ったんですが、その滑るように動いた坊様はその日の大祭で、やはりホラ貝吹いて儀式に参加しておりました。
二日目の写真って実はほっとんど撮ってないんですよねぇ。儀式中は撮れなかったし、雨降り出したりしたし、何より恐ろしい階段の上り下り等体力勝負が半端なくて…orz
またその話はその話で。
とにかく、本日はこれまででーす!
ブログ拍手ありがとうございます。
ジリジリと続く旅行記ではありますが、萌えもあるのでちらほら書いていきますね。
励ましてくれる温かい一押し、本当にありがとうございましたーvv
無事に吉野から戻ってきました。
昔からの気の置けない友人二人との三人旅だったんですが、無茶苦茶体力勝負の旅でした。
吉野…ああ、貴方は何故にそんな山なの…。
こんばんは。
久しぶりに足が棒になりました。ほんのちょっとと言いつつ、本格的に久々山道を一時間近く歩いたり、そこらか少なくとも3時間近く寄り道しながらもひたすら山を下っておりたりした初日。
ただ歩いて歩いて歩いたよ、久々だったなぁ。
歩いた山道の一部。まさに熊野古道を彷彿とさせてくれた道でしたが、通じているんだからそうですよね…orz
これも落ちたら終わりだよね、みたいな崖っぷちの山肌の道を歩く歩く歩く。
そんでもって辿り付いた西行庵。
ここには前回の時には行けてなかったので、今回行けて良かったなとは思う…思うんだけどもー(笑)大変だったなぁ。
そしてこの場にきて、ふと思い出し、
「ここ…西行が寂しいよーって言って、人骨とか集めてホムンクルス作ろうとして失敗して、人間外のもの作ったから放置して逃げた場所じゃね?」
と友人に言ったら爆笑されました。
多分それあってる、と言われたけども、だよね…。
あんまり辺鄙な所で寂しかったと言われたら、そりゃそうだろうとしか言いようないけども、人間ってないものねだり(笑)
まあ、そんなバカなことを言いつつも、山はとても綺麗でしたよ。山岳信仰と修験道の山は半端ないけど…orz
ゆっくり歩いて下っていたら、登ってくる人達も多くて、皆と声掛け合いながらも息を切らしておりましたよね(笑)
途中の展望台で景色を眺めたりもしつつ、
でもねぇ、私は膝が悪いので、とにかく膝を庇いながら歩いていたので、途中後歩きしたりと恐ろしいことをやりながら下りまくって山の中腹の宿まで数時間かけて戻ったのでした。
前回と違って膝が痛くならなかったのが収穫。その変わり脹ら脛と太腿酷い筋肉痛が来ましたが、即きたので、そこは追求しないことにしました(笑)
夜の金峯山寺の拝観は、相変わらずとても素晴らしかったです。
蔵王権現さんにまた会えて凄く嬉しかった…感動。前に行けなかったと嘆いていた友人も満足してくれました。
しかし…絶対なんかあるのが私らでして。
感動だけでは終わらない。
全部の儀式を終えて宿に戻る時に、アンケート用紙をもらって帰ったんですが、戻って開けてみたら……多分前回アンケート書いた人のものがそのまま入ってて三人でびっくり。二人は白紙の普通のものだったんだけども、一人だけ記入済みが入ってたという。
おおう、個人情報個人情報!!
と慌てて仕舞い込み(笑)
翌日の朝の勤行の時に言えばいいか、と大笑いしていたんですが、朝は朝でまたなんかあるというね。
些細なことばかりなんですけども、何も無いということはないのがまた…(笑)
明日くらいに、またちょっと旅行記書いてみます。
とにかく今日は戻ったよ、とこんなことあったんだよ、といれて、本日はこれまででーす!
ブログ拍手ありがとうございます。
戻ってきたので、頑張ってあれこれしていきます!
本当に一押しが背中押してくれてます。
ありがとうございましたーvv
昔からの気の置けない友人二人との三人旅だったんですが、無茶苦茶体力勝負の旅でした。
吉野…ああ、貴方は何故にそんな山なの…。
こんばんは。
久しぶりに足が棒になりました。ほんのちょっとと言いつつ、本格的に久々山道を一時間近く歩いたり、そこらか少なくとも3時間近く寄り道しながらもひたすら山を下っておりたりした初日。
ただ歩いて歩いて歩いたよ、久々だったなぁ。
歩いた山道の一部。まさに熊野古道を彷彿とさせてくれた道でしたが、通じているんだからそうですよね…orz
これも落ちたら終わりだよね、みたいな崖っぷちの山肌の道を歩く歩く歩く。
そんでもって辿り付いた西行庵。
ここには前回の時には行けてなかったので、今回行けて良かったなとは思う…思うんだけどもー(笑)大変だったなぁ。
そしてこの場にきて、ふと思い出し、
「ここ…西行が寂しいよーって言って、人骨とか集めてホムンクルス作ろうとして失敗して、人間外のもの作ったから放置して逃げた場所じゃね?」
と友人に言ったら爆笑されました。
多分それあってる、と言われたけども、だよね…。
あんまり辺鄙な所で寂しかったと言われたら、そりゃそうだろうとしか言いようないけども、人間ってないものねだり(笑)
まあ、そんなバカなことを言いつつも、山はとても綺麗でしたよ。山岳信仰と修験道の山は半端ないけど…orz
ゆっくり歩いて下っていたら、登ってくる人達も多くて、皆と声掛け合いながらも息を切らしておりましたよね(笑)
途中の展望台で景色を眺めたりもしつつ、
でもねぇ、私は膝が悪いので、とにかく膝を庇いながら歩いていたので、途中後歩きしたりと恐ろしいことをやりながら下りまくって山の中腹の宿まで数時間かけて戻ったのでした。
前回と違って膝が痛くならなかったのが収穫。その変わり脹ら脛と太腿酷い筋肉痛が来ましたが、即きたので、そこは追求しないことにしました(笑)
夜の金峯山寺の拝観は、相変わらずとても素晴らしかったです。
蔵王権現さんにまた会えて凄く嬉しかった…感動。前に行けなかったと嘆いていた友人も満足してくれました。
しかし…絶対なんかあるのが私らでして。
感動だけでは終わらない。
全部の儀式を終えて宿に戻る時に、アンケート用紙をもらって帰ったんですが、戻って開けてみたら……多分前回アンケート書いた人のものがそのまま入ってて三人でびっくり。二人は白紙の普通のものだったんだけども、一人だけ記入済みが入ってたという。
おおう、個人情報個人情報!!
と慌てて仕舞い込み(笑)
翌日の朝の勤行の時に言えばいいか、と大笑いしていたんですが、朝は朝でまたなんかあるというね。
些細なことばかりなんですけども、何も無いということはないのがまた…(笑)
明日くらいに、またちょっと旅行記書いてみます。
とにかく今日は戻ったよ、とこんなことあったんだよ、といれて、本日はこれまででーす!
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ほしづき さき
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活字がなくては生きていけず。
日本文化にひたりまくり。
年期の入った刀好き。
どおりで、落ちた先は緑髪の剣士よ…(笑)
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